ごあいさつ

株式会社 かごしま医療ITセンター
代表取締役社長 宇都由美子

 

かごしま医療ITセンター(Kagoshima Medical Information Center)は、通称KGMIC(カゴミック)として、2005年5月に発足した鹿児島大学発ベンチャービジネスです。その間、多くの方々のご指導、ご支援を賜りながら、少しずつ地域医療やそれに携わる企業の皆様方のお役に立てる会社として成長してまいりました。

KGMICが設立された当時から比べると、わが国の医療を取り巻く事情は大きく様変わりしております。少子高齢化の進展に効果的な対策も見い出せないまま、2025年問題がいよいよ現実的な脅威として迫ってきております。高齢化の速度の問題から、高齢化の数の問題が顕在化してまいりました。それらに対して、地域包括ケアシステムの構築、健康寿命の延伸化など、さまざまな政策や事業が展開されつつあります。これらの政策の根底にあるものは、限られた医療資源の有効活用です。特に、増えていく高齢人口に対して、それを支える労働生産層の減少という人的医療資源の減少については、医療機関の機能分化、連携と医療と介護の連携を強化する取り組みが進められています。医療・介護ICTは、これらの取り組みを支え、今後の我が国の医療介護分野の基盤形成に重要かつ不可欠な要素と言えます。

KGMICは大学発ベンチャー企業として、大学で開発した技術シーズを元に、医療・介護ICTの発展に寄与し、地域医療機関や介護事業所のお役に立てる企業として、今後とも努力を重ねてまいります。